雨が続いています。

長引く雨のため、災害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

今日は、京大和にいる生物を紹介したいと思います。

京大和には改装前から中庭に池があります。お客様からは鯉等何か飼われているかお伺いされます。意図的に飼育しているものはないのですが、「モリアオガエル」が生息しています。外敵が少なく、ちょうどいい深さの池とせり出した木があり、冬眠用のコケもありますので、モリアオガエルにとって居心地のよい場所かなと思います。

モリアオガエルはとても変わった卵の産み方をします。普通のカエルは水の中で産卵し、水の中でオタマジャクシからカエルへと生育していきます。モリアオガエルは、木に泡のような卵を産み付けます。

この白い泡の卵の中でオタマジャクシとなり、雨が降るのを待ちます。雨で溶け崩れる泡と一緒に、オタマジャクシも池に落ち、オタマジャクシからカエルとなります。雨が降った時に池にちゃんと落ちるよう、池にせり出した木に卵を産みます。この写真の紅葉の木はモリアオガエルにとって、絶好の場所ですね。

モリアオガエルは県によっては、絶滅危惧に指定されているようです。生息地の森林に人の手が入り、環境が変化したためだそうです。自治体レベルで天然記念物の指定を受けている場所もあります。

京大和の改装工事は2年10か月という長い工事でしたが、工事によってモリアオガエルがいなくなってしまわないよう、モリアオガエルを工事の事務所の方々が大切に生育してくださっていました。工事が完了し、去年の今頃にモリアオガエルの卵を見た時はみんなで歓声を上げました。大切に守ってくださっていた工事関係の方々、そしてまた京大和で卵を産んでくれたモリアオガエルに感謝です。

この卵の写真は、本日、中庭で見つけたのですが、5月ごろにも卵がありました。長い梅雨の間に、いつの間にか卵が落下し、モリアオガエルの赤ちゃんを今年初めて見ることができました。

大きく見えますが、この葉の大きさは5センチぐらいなので、カエルの赤ちゃんは1.5㎝ぐらいの大きさです。親指の爪ぐらいの大きさしかなく、つぶらな瞳がとてもかわいいです。大人のモリアオガエルは警戒心が強いのか、鳴き声は聞こえてくるのですが、姿を見せてくれたことがあまりありません。

赤ちゃんのモリアオガエルは、窓ガラスや葉っぱ等私たちが見えるところに出てきてくれるので、お客様も喜んでくださいます。

今の時期だけですが、冬瓜でできたモリアオガエルをお料理にあしらっています。お客様にご説明すると、実物を見たいとおっしゃってくださいます。

これから、赤ちゃんモリアオガエルが葉っぱ等にいるかどうかの確認が私たちの日課となります。葉っぱや枝に同化したり、葉っぱから顔だけ出していたり、とてもかわいいですよ。

時代時代に合わせた結婚式スタイル

ウィズコロナ、アフターコロナの生活様式は大きく変わると言われておりますが、結婚式のスタイルも変わっていくのではないかと考えております。

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京大和では新郎新婦様の様々な想いをお受けし、多様な結婚式の対応を行っておりますので、ぜひお問い合わせくださいませ。

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