長い梅雨が明け、京都も連日猛暑日が続いております。
今年は2年ぶりに技術と伝統の継承のため、祇園祭の山鉾建てが行われました。帰り道の四条通りは久しぶりに賑わっておりました。
本日は、京大和の窓ガラスとドレスのことを書かせていただきます。
京大和の各部屋の窓ガラスは木枠で囲まれています。鍵はよくご家庭で見かけるような鍵ではなく、写真のような鍵が付いています。
この鍵は「ねじ締り錠」と呼ばれています。名前の通り、ネジのように鍵をくるくる回して錠穴に差し込みます。現代のような鍵ではないので、使い方がわからない方の方が多いと思います。
鍵に印字されているのはメーカー名で、右から左に読んで「完全」と書かれています。調べましたが、今はもうないメーカーだそうです。
窓ガラスも、昔のガラスです。現代のガラスは機械で生産されていますので、透明度が高く、歪みがほぼありませんが、昔のガラスは手作りでしたので、味わい深いゆがみがあります。
こちらの写真をご覧いただくとよくわかるかと思います。
横から見るとゆがみがはっきりしています。今では生産できないガラスですので、お客様の中には懐かしいとおっしゃってくださる方も多いです。
昔のガラスだからこそ、お部屋へ入ってくる光は柔らかく、優しいです。
ご婚礼のお衣裳をご検討される際、「料亭でドレスはどんな感じなのか」と少しご不安に思われるお客様もいらっしゃいます。和室ですので、和装はイメージが付きやすいのですが、ホテルやレストランとは違いドレスはイメージが湧きにくいですね。お客様が選ばれるドレスは、Aラインやストレートラインのドレスが多いかと思います。ボリュームは控えめで、トレーンもあまり長くないタイプです。一般の式場と違うところは、畳ですので室内は靴はなしでお願いしております。ご新郎様との身長差で、どうしても高さがほしいという場合、室内用のミュールがありますので、そちらをご着用いただいております。できましたら、お足が見えない丈のドレスがおススメです。
お庭ではもちろんきれいに撮影できますが、室内でもこの木でできた窓枠やガラスが柔らかい演出となり、ドレス姿をきれいに見せてくれます。室内の調光も落ち着いたものになっておりますので、ドレスによくお似合いかと思います。
写真は、ご婚礼当日のお客様です。温かみのある写真ですね。
和装から洋装へお色直しをされましたので、ガラッと雰囲気が変わり、ゲストの方々からも歓声が上がりました。
結婚式当日は和装で、前撮り・ロケーション撮影は洋装で撮影されるお客様もいらっしゃいます。ぜひ洋装もご検討ください。
時代時代に合わせた結婚式スタイル
ウィズコロナ、アフターコロナの生活様式は大きく変わると言われておりますが、結婚式のスタイルも変わっていくのではないかと考えております。
盛大に行われる結婚式ももちろん引き続きご希望になられる方も多いかと思いますが、ご家族のみ少人数の結婚式も更に注目されるのではないかと思っております。
京大和では新郎新婦様の様々な想いをお受けし、多様な結婚式の対応を行っておりますので、ぜひお問い合わせくださいませ。